2009年9月2日水曜日

上を見上げてるあいだに・・・

先週静岡からの帰り道、新横浜の先、品川の手前で、にょきにょきとした巨大ビル群が出現。しばらく新幹線に乗っていなかったので??
そうか、武蔵小杉の高層ビル群か
みると、住居用とおぼしき高層マンションや外資系のホテルらしき看板がみえる

川崎市はほとんど平野なので、このビル群だけが天をついてたっている感じ

こんなに、住居をつくって、学校や病院、保育園なんかは大丈夫なのかなあって感じた

きっと、世界金融危機以前に計画されたんだろうなあ、って思う
ちょっと、いまの経済の沈滞ムードからは、あまりにも浮いている景色

そういえば今朝の朝刊。ほとんどが選挙の総括記事と政権交代へ向けての記事
そのなかに、小さく、百貨店8月も苦戦、という記事がでている
まだまだ景気は悪化のほうに向かってベクトルが向いているんじゃないのか

品川の新幹線脇、まえには何にもなかった品川駅の東口側、ここにも高層ビルが林立
林、というより、巨人が肩を並べてたっているような威圧感さえ感じる

いまの、日本にこんな建築物が必要だったんだろうか?
なにか、たいせつなものをみることはしないで、ほんとうに支えがひつようなところには目をふさいで、上へ上へと目をむけていたんじゃあないのか?
「トリクルダウン」。噴水のように上へ向かって吹き上がれば、そのうち、上から下へとしたたり落ちてくる
なにかが、落ちてくるのを待って、上を見上げているあいだに、あしもとはぐずぐずと崩れていっている

いまこそ、しっかりと視線の方向をかえなくてはいけない
そんな気持ちになった

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