2009年9月7日月曜日

「おりこみ済み」の世の中

「おりこみずみ」
おもに、株式相場に用いられることばである
ネットで意味を引いてみると

計画や予算などに、ある事柄や条件などを検討のうえすでに取り入れてあること

とある。

昨日、お台場のビッグサイトまでシンポジウムを聞きに行ってきた
シンポジウムの題名は「自殺のない生き心地の良い社会をめざして」
10日のWHO自殺予防デーを前にして、NPO法人ライフリンクが主催して行っているシンポジウム

「おりこみずみ」は、そのシンポジウムで、シンポジストの姜尚中の発言
姜尚中氏は、シンポジウムのはじめから、なにか怒っているようであった
先日の衆議院選の開票日。テレビの番組で竹中平蔵氏と同席し、竹中氏は、わかっていない、と、憤慨されていた
自殺が毎年3万人を超えているこの日本の状況は異常だ、
との指摘に対して、
「なんで、こんなに経済がわるいときに、自殺の話なんかするんだ」
という印象を受けた
という

姜尚中氏は、
この日本で、毎年3万人が自殺していくことは、もう「おりこみずみ」になっているんだ
という

衝撃をうけた
人が亡くなることが「おりこみずみ」になっている世の中になってきていることに

「おりこみずみ」だからこそ、何の対策もしてこない
「おりこみずみ」だから、経済や政治の方が、自殺でなくなる「いのち」よりも優先される

いつからこんな世の中になったのか
交通事故での死者数は毎年1万人から、いまは、5千人程度に半減している

その一方、自殺でなくなる数は毎年2万人から、3万人へ増加して、すでに10年以上経つ
減少傾向は全く見られない

一年間に3万人、ということは、毎日90~100人が、この日本のどこかで自分でいのちを絶っている
この自殺者の多さは、世界的に見ても2番目。一位はハンガリー。上位には東欧の諸国がならんでいる
日本は、先進国と自称してきたのではないのか?
GDP世界2位を誇っていたのではないのか?

世界2位の国が自殺者で上位に位置していることを何とも思わないのか?

思わないのだ
「おりこみずみ」だから

この日本をどうにか変えていきたい
いまのこどもたちが笑顔で暮らせる日を約束するために

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